ブラックオパール、偽物、見分け方 。。。

トリプレットオパール

”偽物ブラックオパール”についてのお問合せや、そのフレーズでの検索結果からサイトを訪れてくらさる方の数がここひと月ほど増えています。

これまでも度々ご紹介してきましたが、ここで復習をしてみたいと思います。

 


俗に “ 偽物 ” と呼ばれるオパールは、二通りのタイプに分けることができます。

タイプ A:ひとつは天然のオパールを使って、加工しているもの、トリプレットオパールやダブレットオパール、モザイクオパールなどがこのタイプです。

タイプ B:もうひとつは人工的に作られる工業製品です。こちらにはギルソンや京セラの人工オパールや、樹脂、ガラスなどの模造オパールがあります。

それでは、ひとつづつ見ていきましょう。

 

タイプ A:

ダブレットオパール

ダブレットオパール

クリスタル系のオパールや地色の柔らかいオパールを黒い台(通常はプラスティックやオニキス)、あるいはブラックオパールのポッチやボルダーオパールの母岩と張り合わせたオパールです。

黒地の台を裏打ちすることで、オパールの遊色をより強くはっきりと見せることができます。

横から見た際に、張り合わせ面がくっきりとした直線になっていることが多いため天然と見分けることが可能です。

 

ですが、中には故意に張り合わせの面を波打たせているものもありますので注意が必要です。

張り合わせ面から水分が侵入し色が変わってしまうことがありますので、水気は厳禁です。

 

参考記事:オパールの賢い選び方 / ダブレットオパールについて

 

トリプレットオパール

ごく薄くスライスしたオパールを真ん中に、上からは透明なプラスティックやクリスタルで、下は黒いプラスティックあるいはオニキスなどで挟んで張り合わせたオパールです。

 

黒地の台を裏打ちすることで強くはっきりと、そして上にのせたドーム状のプラスティックやクリスタルの影響で、遊色を大きく見せることができます。

横から見ることで接着面が容易に確認でき、見分けることはダブレットよりも容易です。

やはり水分の侵入により色が変わってしまいますので、水気は避けましょう。

 

参考記事:トリプレットオパールについて / オパールは熱に弱いのか? 電子レンジに入れてみました

 

モザイクオパール

オパールの細片を人工的に敷き詰めたオパールです。

 

トリプレットオパールと同じように黒い台とドーム状のプラスティックやクリスタルで挟むことで遊色を強く見せることができます。

オパールの細片と細片の間に黒い接着剤が容易に観察できますので、見分けることは簡単です。

注: 天然ブラックオパールにもポッチラインの状態でモザイク状に見えるものもあります。

細片の並べ方や色ぞろえなどで、様々な模様や表情を作り出すことが可能ですので、専門のアーティストが作り出す“ モザイクオパールアート ”は芸術的な価値を評価されることもあります。

ダブレット、トリプレットオパール同様、水気は厳禁です。

 

参考記事:オパールにまつわる悲しいお話し

 

タイプ B:

ギルソンオパール・京セラオパール

天然オパールと同じ成分・構造で作られた “ 再結晶石 ” の一種です。

見た目も天然に近く(時には天然以上に美しいものも!?)、性質等も天然に非常に似ている人工石です。

 

天然ブラックオパールのように母岩は付随しておらず、裏面にも表面と同じ表情、遊色が見えることが特徴です。

 

リザードスキン(トカゲの皮)や柱状に見える独特の斑の表情で見分けることができますが、なかなか慣れない方には難しいかもしれません。

 

参考記事:今だから希少な・・・

 

模造オパール

樹脂などを使ってオパールに似せて作られた人工物です。

見た感じは透明度の高いウォーターオパールのような表情で、オパールに慣れた目でないと、なかなか見かけだけで見分けるのは難しいかもしれません。

 

手に取ってみると見た目より軽い感じがするので、「?」な感じになると思いますが、これも普段から天然オパールを手にしている方ではないと難しいかもしれません。

また、爪を立ててみると、グッと食い込むような感じがするのも樹脂ならではの感触です。

でも、このオパールがプラチナや金でジュエリーに仕立てられていたら、見分けるのは一苦労でしょう。

 

 

以上、代表的な “ 偽物 ” ブラックオパール・オパールについておさらいをしてみました。

 

誤解のないよう最後にお話しさせていただきます。

張り合わせや合成、模造とご紹介しましたが、これらを完全に否定するわけではありません。

それぞれにそれぞれの美しさや楽しさがあります。

“ 偽物 ”という言葉には、“ 知らずに ”とか“ だまされて ”とか、そんな言葉が付きまといます。

”そうとわかっていて、それなりの適正な代価で”

であれば、これはもう“ 偽物 ”ではないと思います。

私自身も、美しいダブレットやトリプレット、合成オパールや模造オパールをコレクションとしてたくさん持っています。

物の価値を理解し楽しむこと、そうであれば大肯定です!

 

今日は “ 偽物オパール ” についておさらいしてみました。

 

ただいま出品準備中です。

もちろん正真正銘、天然です。

 

メキシコオパールの原石。

研磨の練習用かな?

 

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