
日本でも移民問題は話題に上ることが増えてきましたが、オーストラリアでもここのところ政治問題として大きなトピックになっています。
発端は最近の住宅市場です。
値段が高くて家が買えない!
家賃のために働いているみたい!!
そんな不動産物件の不足の理由としてやり玉に挙がったのが、年々増え続ける海外からやってくる移民。
移民といっても、学生ビザやワーキングホリデービザで一時滞在する人たちも含まれます。
年間30万人を超える移民純増数(転入から転出を差し引いた数)を20万人程度へ減らすことを決め、各種ビザの申請料の値上げ、審査の厳格化、そしてビザ発給数の減少を打ち出しています。
あの頃は過激扱いされていたPauline Hanson女史率いるOne Nationも今や支持率30%を超える勢い。

ワーキングホリデー制度についても、私たちの時代は年齢制限25歳まで、滞在期間1年、と決められていましたが、その後、年齢も30歳に引き上げられ、滞在期間も最長3年に延ばされてきました。
多くの日本の方々も海外の生活、OZライフを経験する大きなきっかけとなり、(私自身もそのひとりですが)人生のターニングポイントになった方もたくさんいらっしゃる、そんな制度に大きな変革が迫られています。
もともとオーストラリアは移民で始まった国(原住民のアボリジニにしてみたらとんでもないことですが)。
今回のような移民政策の変更は、裏を返せば労働力の減少にもつながるはず。
”足りない”住宅建設に多くかかわるのは移民の人たち。
農家にとって大事な労働力であるワーキングホリデーメーカーたち。
海外からの多くの学生を受け入れることで成り立っている教育ビジネス。
言うは易し行なうは難し
なんでこんなに広大な土地を持つオーストラリアに住む家が少ないのか?
家を建てる場所は充分なのに。
移民 = 住宅の不足
ではなく、
政府主導で住宅を増やす方向で考えられないのか?
?????
私のように永住権を有する人間の権利やサービスを減らすなんて議論も起きています。

永住権所持者には健康保険制度や年金の恩恵を与えない。
そうしたサービスを受けたかったらオーストラリア国民になれ!
そんな極論も
日本は二重国籍を認めていません。
オーストラリア国籍を取得するということは、日本の国籍を捨てるということ。
とても難しい問題です。

住宅価格をはじめ、近年の諸物価の急上昇、そして賃金の高騰。
もしもこれ以上、極端な右派、前述のPauline Hanson女史のような人が多くの支持を集め、万が一にも国を率いるようになったら
オーストラリアという国は大きく変わってしまう。
少なくとも、私の好きだったオーストラリアではなくなってしまうはずです。

こうした移民に関しては、オーストラリアや日本だけでなく多くの国が直面する課題なのかもしれません。
暮らしやすい環境、のんびりとした時間の流れ、おおらかな国民性
そうしたオーストラリアもひとつの過度期に差し掛かっています。
明日より、恒例の“石ふしぎ大発見展京都ショー”に出展します。
関西エリアでは最も大きなショーのひとつ。
是非、遊びにいらしてください。
秋晴れの京都です。
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