「開店記念日」じゃないですよ、「閉店記念日」
「閉店記念日」って、あんまり使いませんけど何故でしょ?
「閉店」という言葉に、マイナスのイメージがあるんでしょうかね?
でも、私たちの場合、今日 6月23日は、前向きな「閉店記念日」なんです!
2003年に最初のお店を、オーストラリアのゴールドコーストにオープンしました。
上の写真の青い矢印部分、ゴールドコーストハイウエイとエルクホーンアベニューの角、コーヒーショップの上、2階のフローでした。
サーファーズ・パラダイスの中心でしたので、ポジション的には最高、でも、、、
昇るのにちょっと勇気のいる、狭い階段を昇っていただかなくてはならず、きっとこの前で躊躇したお客さまもたくさんいらっしゃたことと思います。
そして勇気を振り絞って2階へ上がっていただくと、
こんなショールーム。
窓が大きく、日当たりの良かったこと、そして展示会ができるだけの広さがあることが、この場所を選んだ理由でした。
先ほどの階段からはちょっと想像できないスペース。
世界中からの観光客の方、そして地元の皆さんと、ゆっくりオパールのお話をできる良いショールームでした。
2007年までお世話になったこのショールーム、そろそろ地上に降りたくなった頃に引越したのは、
この路面の場所。
最初のところより狭くなってしまいましたが、
「ゴールドコーストに直営店やってます!」
「サーファーズ・パラダイスのルイ・ヴィトンの隣です!!」
そんな風にお話すると、皆さんの受け止め方がちょっと変わったこと、おぼえてます。
(本当はすぐ隣という訳ではなかったんですがね。もう時効時効、、、)
路面店になったことで、より多くのお客さまにご来店いただけるようになりました。
そして、ショールームは、夏場にホリデーにやってくるオパールマイナー、鉱夫たちと出会う場でもありました。
この場所で、今でもお付き合いのある、たくさんの鉱夫、仲間たちと出会いました。
人通りの多い、それも夜はちょっと飲み過ぎの陽気な人たちの多い通りに面するお店だっただけに、写真に写っている看板娘のコアラちゃんが誘拐されて、それが新聞沙汰になったり、ガラスが割られたり、はたまた猛烈な嵐が来てカーペットが水浸しになったり、そしてなんと金庫があかなくなったり(!?)と、このショールームの思い出は尽きません。
そして6年間お世話になったこのショールームも、3年前の2013年6月23日をもって閉店しました。
Wholesale、卸業務に集中することがその理由。
たくさんのお客さまとも出会えました。
多くの鉱夫たちとも知り合えました。
一緒に働いてくれた、ユニークなスタッフたちの存在もありました。
直営店を運営していた10年間は、私たちが今こうしていられる大切なものを与えてくれました。
今でも時折、
「もう一度お店やってみたいナ」
そんな風に思うことがあります。
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最初のショールームの場所は現在JTBゴールドコースト支店のオフィスに、そして2番目のところはサーフショップに。
ゴールドコーストに戻ると、必ず見に行きます。
ちょっとセンチメンタルな、今日の気分。。。。
今夜はワインで乾杯。
ほとんど毎日乾杯してますが。。。。