オーストラリアの収入と支出、そして暮らしやすさ 。。。

money

オーストラリアに暮らし、いつも感じ、憤り、不思議に思うこと

今日は愚痴っぽくなります。

言葉も荒れるかもしれません。

お時間のある方のみ、どうぞお付き合いください。


「物価高すぎんだよ!」

と、今日はまずそう叫びたいと思います。

かつてオーストラリアは物価も安く、暮らしやすい場所として、日本はもちろん、世界中から移り住んでくる人が多い人気の国(?)だったはず。

ところが今、そこらのスーパーマーケットにでもちょっと足を踏み入れ、売られている品物のお値段をチラッと一瞥すれば!?

日本よりも、アメリカよりも、物価が高すぎ!!

 

南半球という、地球の田舎(?)に位置するから、

国土が広い割りに人口が少ないから、

 

そんなことを理由とする人もいますが、私の思い、憤りはちょとポイントが違います。

 

「給料もらいすぎなんだよ!!」

 

各国の最低賃金を比較したグラフです。

国別最低賃金

source : Business Insider

各国の最低賃金を時給であらわしています(2012年時点、単位はUSドル)。

少ない国から見ると、シオラレオーネの時給 3セント(約3円)から、中国は80セント(80円)

そして米国の $7.25(725円)、日本の $8.17(817円)

天辺にいたると

!!!!!!!!

驚きの $16.88(1,688円)!!

この統計のとおり、オーストラリアの最低賃金は世界でも最高のクラスなのです。

しかも毎年上がっていきます。

 

もちろん各国の経済状況や雇用状況により、一概に比較はできないのでしょうが、それにしてもオーストラリアは働き手にとり、とっても良い国ということです。

働き手にとりよい国とは、裏返せば雇用する企業側には厳しいということ。

毎週のように、「トヨタが工場を閉鎖する」とか、「BPがプラントを縮小し、従業員を削減する」なんてニュースが出てくるのも、言ってしまえば当たり前の話。

そんなニュースが流れるたびに、メディアは「オーストラリア人の雇用を守れ!」、「企業の勝手を許すな!!」なんて叫んでますが、そんなのワガママな偽善にしか聞こえません。

 

世界最高レベルの賃金を、それも毎年上昇する賃金をどうにかするには、企業がとる選択肢は、

人件費をカットする、つまり首切り。

あるいは、

その人件費分を商品やサービスに転換する。

これしかありません。

給料が上がる → 物価も上がる

簡単な推理です。

もちろん一生懸命働いて、その分適正なお給料を稼いでいる人も多いのですが、そうじゃない人、もらうことばかりを考えている人もたっくさん目につきます。

 

日本で100円で売っているコーラが、オーストラリアでは300円近い!?

私には、この異常な高いお給料が、この物価上昇の最大の原因に思えてしかたありません。

誰でもたくさんお給料はもらいたい、

当然です。

でも、短絡的に目先の収入だけを考えて、結局損をしてるのではないか?

オーストラリア人、国民性の秘密 。。。

そんな先の事まで考えないのがオーストラリア人。

ここは政治家が何とかしなければ、世界一住み難い国になってしまうのも時間の問題では?

でも残念ながら、この国には、賃金下げる、などと言える勇敢な政治家など存在しません。

 

最低賃金を決めるスイスの国民投票

2,550円の最低賃金!

ドイツの最低賃金、1,220円で合意

この記事どおり、企業が競争力を失うか、あるいは、、、、

 

地元の新聞にこんな記事がありました。

Gold Coast businesses say they can’t afford to open on public holidays due to penalty rates

土日や祭日に働かせる場合、雇用主は通常のベース賃金以上の特別給与(こちらでは“Penalty(罰則)”と呼んでますが)を払わなければなりません。

記事によると、今週末のイースターホリデーの場合、最低賃金は通常時の275%になるとか!

1,688円 × 2.75 = 4,642円!!

驚きです。

ゴールドコーストの多くの店主は、スタッフは休ませ自分達で働くことで、このバカみたいな出費を避けるか、あるいは店を閉めてしまうか、あるいは祭日特別価格として 10%程のサービスチャージをお客に請求するかしか、方法はありません。

 

ビッグマック経済

 source : Business Insider

このグラフは、上記最低賃金をもとに、ビッグマック(ご存知ハンバーガーの)をひとつ買う為に何分働く必要があるかを比べてものです。

最低賃金優等生のオーストラリアは、ビッグマックひとつ買うのに 18分働けばOK!

日本は31分。

中国は183分。

インドにいたってはなんと、347分、ほぼ6時間!!

(グラフにはありませんが、シオラレオーネは 約140時間!!! 一日8時間働くとして、、、  83日分!!!!)

 

貧困や飢えを無くすためには、各国が最低賃金を決め、企業側の横暴を規制することは反対しません。

でも、オーストラリアやドイツ、そして前述のスイスのように、すでにある程度の水準にある国に関しては、法律で規制するのではなく、市場の原理、需給のバランスに任せてもよいのでは?

 

日本でも非正規雇用の問題等、報道をよく耳にします。

反面、モノの価格が抑えられていることも確かなこと。

難しいですね。

 

長くなりました。最後にもう一言だけ。

 

「そこのOZ、もらうことばっかり考えるな!!」

 

乱暴な口調になってしまいました。

申し訳ありません。

お付き合い、ありがとうございました。

 

 

快晴のゴールドコーストです。


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