伝わって来たもの 。。。

古ぼけた木製のケース。

今回の帰国の収穫のひとつです。

 

ウエッブサイトを通じて連絡をくれたのは、御年83歳の元マイナーBrian(ブライアン)。

今から40年以上前に、彼の友人が作った手作りのケース。

歴史を感じさせられます。

でも、主役はこちらです。

 

 

 

蓋を開けると 5 × 5、25ピースの色とりどりなこちらの石、オーストラリア産サファイア。

 

 

ブライアンとその友人、David(デイビッド)が採掘したこちらのサファイア、全てクイーンズランド州の Anakieというフィールド産です。

以前ご紹介したSapphireとならび、かつては有名なサファイア産地でした。

ですが、最近では採掘量はほぼゼロに。。。

パーティカラー(Partly Colour)サファイアとも呼ばれるオーストラリア産。

その名のとおり、様々な色合いがひとつの石の中に踊る独特な表情を見せてくれます。

市場に出回るほとんどのサファイアは加熱処理されて色を整えられているのに対し、これらのサファイアは加熱処理されていない非加熱です。

 

 

専用の手作りボックスに収められたとっても貴重なコレクション。

こんな貴重なものを大切に持っていてくれたブライアン。

83歳にして、なんと31歳の奥さん(4度目の結婚だとか)と幸せな引退生活中。

どうする予定もないコレクションを、今回私たちに譲ってくださいました。

 

まだまだこんなお宝、眠ってるんですね。

ミネラルショー等で、是非みなさんにもご覧いただきたいと思います。

 

サファイアだけでなく、やはりブライアンが採掘したブラックオパールも専用ケースごと譲っていただきました。

こちらもお楽しみに。

 

どんよりした埼玉の空です。

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なごや石フェス、出展中止のお知らせ 。。。

3月13-15日に開催の“なごや石フェス”に出展を予定しておりましたが、新型コロナウイルスをめぐる現在の状況を考慮し、出展を取り止めることとしました。

楽しみにしていただいていた皆さん、申し訳ありません。

私たちにとり、年に一度の名古屋でのショーでしたので残念ですが、ご理解の程どうぞよろしくお願いいたします。

 

インフルエンザよりも感染者は少なく、重篤化する確率も低そうなので、あまり自粛が行き過ぎるのもどうかとは思います。

オーストラリアでも、なぜかトイレットペーパーやお米、パスタなどの買占めによる品薄な状態が始まっています。

感染を広げないよう、各自注意は必要かと思いますが、あまりにも行き過ぎる行為を慎むのもそれぞれの責任ではないでしょうか?

 

夏空広がるここオーストラリア。

こんな写真をご覧いただき、少し心にも青空をお届けできれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大好物  !

 

 

これも !!

 

日曜日には日本へ戻る予定です。

 

薄曇りのゴールドコーストです。

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ミネラル・ザ・ワールド in 京セラドーム開催中止 。。。

出展を予定しておりました“ミネラル・ザ・ワールド in 京セラドーム”ですが、新型コロナウイルスの影響で開催中止となりました。

とても残念ですが、現在の状況におきまして、主催者の開催中止の判断は妥当だと思います。

 

一昨日より半年ぶりにオーストラリアの自宅へ戻っています。

こちらもコロナウイルスの影響で、成田ーゴールドコースト間のフライトが減便されたことで、ほぼ満席のフライトでしたが、やはりマスク姿の方が多く感じました。

日本人だけでなく、オーストラリアの人達がマスクをしている姿は珍しく、状況を痛感させられました。

日本ほどではありませんが、オーストラリアでも感染者が確認され、メディアでも盛んに報道されています。

季節が逆なのと、多くの人と接近するような電車などの交通機関が少ないこともあり、オーストラリアでの感染拡大はそれほど急ではないかもしれません。

観光客でにぎわうアウトレットショッピングモールには、中国や韓国から来たツアー客の姿は見られませんでした。

観光業への影響は大きそうです。

晩夏のゴールドコースト

空の青さがそんなウイルスの事など忘れさせてくれます。

マスク姿はまったく見られません。

 

のんびりとお客さんを待つ、アイロン台カバー売りのオバサマ。

平和な光景です。

 

自宅の庭のバナナも、実が付き始めています。

 

感染予防対策に十分注意し、乗り切れるよう一緒に頑張りましょう!

 

雲が多めのゴールドコーストです。

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後になってわかること、パート2

おわかりでしょうか?

そう、“ ダブレットオパール ” です。

基本、私たちはダブレットオパールトリプレットオパールなどを販売することはありません。

ですが、極まれに、これらを指定したオーダーをいただくことがあります。

そのため、ある程度の数を在庫として常に持っています。

 

いっぽうこちらは同じダブレットでも、私の手元に来た経緯はちょっと違います。

 

「オパールの色が変わってきちゃったんだけど、、、」

とか

「色が抜けて、白っぽくなっちゃた、、、」

 

こうしたお問合せをいただくことが少なからずあります。

確認するために送っていただいたオパールが、上の写真のものです。

 

そう、色変わりの原因のほとんどがダブレットオパールやトリプレットオパールなど、張り合わせオパールであるためです。

 

いちばん手前の部分、白っぽくなっているのがご覧いただけるかと思います。

これが“色変わり”、“色抜け”の正体。

多くの場合は、水気に触れることで、張り合わせ面に水分が入り込み、そこの接着剤が溶けてしまう、あるいは剥がれてしまうことが原因です。

上のダブレットオパールの場合は、お水に浸けたわけではないのですが、どうやら自然に接着剤が剥がれてしまったよう。

 

お問合せをいただいた方のほとんどは、まさかご自分の大切なオパールが張り合わせとは思ってはいず、水気を避けなければいけないなどと考えたこともなかった方ばかりでした。

どのように入手されたか尋ねると、オーストラリア旅行でご購入された方、お土産としてプレゼントされた方、日本のネットや通販でご購入された方と、その経緯は様々。

また、ほとんどがリングになっていたものでした。

 

次に、こちらの写真をご覧ください。

縦方向に大きな割れ、キズが入ってしまっています。

 

このオパールも、もとはリングとして愛用されていたもの。

 

「ぶつけて割れてしまったから修理をすることはできますか?」

 

そんな落胆のご連絡をいただき、お預かりしたものです。

 

爪ではなく、オパールの周囲をゴールドで囲んだ“ベゼルセッティング(ふくりん留)”のリングでした。

キズの状態から修理は難しいことをお伝えしつつ、出来るだけのことをするためにオパールを台座から外す許可をいただき、オパールを外してみたら!

 

ご覧の通り、ダブレットオパール。

おそらく、ライトニングリッジ産のクリスタルオパールをブラックオパールの母岩に張り付けたもの。

上部のオパールが厚く形状もきれいなカボションだったため、リングの状態でこれを“張り”と見分けられる方は、ほとんどいなかったと思います。

 

さらにこのリング、日本国内の宝飾店で購入されたとのこと!

そして、なんと、天然ブラックオパールとして鑑別書も付いてきたとのこと!!

 

真実をお伝えした時の、持ち主の方の驚きの表情、今でも忘れられません。。。

 

裏に残る接着剤

かなり古いものなのかもしれません。

 

ご購入されたお店もすでになく、正確な情報はわかりませんが、おそらくそのお店でも天然と信じて販売されたのでしょう。

 

割れてしまったから故に明かされた真実。

 

似た表情のブラックオパールをお選びいただき(ルースの状態で見ていただき、天然であることをご説明したうえで)、リングを作り直してお納めをしました。

驚き、そして残念がっていらっしゃったそのお客さまも、新しいリングを見て大きな笑顔を見せてくださいました。

 

こちらは最高級品質のダブレットオパール。

これくらいきれいなものだと、そのお値段も結構なものになります。

でも、もちろん天然よりはグッとリーズナブルです。

知っててご購入されるのであればOK!

でも、知らずにだと、、、

 

こうしたお話はオパールだけでなく、ダイヤモンドが実はダイヤモンドじゃなかったり、ルビーがルビーじゃなかったりと、他の宝石でもあることです。

ミネラルショーなどで購入されたダイヤモンドや色石をジュエリーにと、製作のご依頼をいただきます。

時おりそうしてお預かりしたものの中に「実は ~ じゃなかった」なんてこともあります。

 

どうぞ皆さん、お気を付けくださいね。

 

オーストラリアでもこんなこと、ありました。

『後になってわかること』

 

どんなバレンタインをお過ごしですか?

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恵みの雨、なのか?

同じ場所を撮った写真。

前と後

最近の豪雨でほぼ鎮火したオーストラリアのブッシュファイヤー。

33人もの人命と多くの動植物が失われた大災害でした。

どれくらいの被害があったのか?

こちらのサイトが、その大きさを実感させてくれます。

 

Counting the cost of Australia’s – Summer of dread

 

英語ですが写真や動画でも、その恐ろしさ、被害はじゅうぶん伝わるはず。

 

自然の生命力に期待します。

 

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