
秋も深まり、まもなく師走。
今年も出張、ホテル暮らしの多い日々が続きました。

ビジネスホテルからシティホテル。
旅館からリゾートホテル。

形態もお部屋の広さも、それはそれは様々。

空間タップリなところ

寝るだけの機能的なところ
必然と、お気に入りになり毎年お世話になるところもあれば、逆にもう2度と、的なところも。

今年も日本各地のいろいろなホテルを利用させてもらいましたが、その中でも一番の思い出はアソコかな 、、、
それは北関東のとある都市にあるビジネスホテルでした。
初めてお世話になるそこは、何の前知識もない “ ビジネスホテル ” 。
ナビを頼りに到着したホテルの外観は、昭和のにおいがする、そんな外観のたたずまい。
いつも通り車から荷物を台車に降ろして入口に向かうと、バリアフリーの概念などなかった時代のバリアありありの段差が。
どこかにスロープがないか探していた私の姿を見て、奥から現れたのはひとりの優しそうな男性。
ホテルのオーナーでしょうか。
「うちスロープないんですよ」
とのひとこと。
なら仕方がない、頑張って段差を乗り越えるしかありません。
段差を乗り越えて、フロントに入りかけたその時
「うちエレベーター、ないんですよ」
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一瞬何をおっしゃっているのか?
理解が追い付きませんでした。
「エレベーターなくって、階段だけなんです」
笑いながら繰り返すその男性の様子に、しばし唖然。
今の時代にエレベーターのないホテルがあるとは!?
昔ながらの、純粋な “ ビジネスホテル ” なのでしょう。
重たい荷物を両手で抱え、古びた階段を一歩一歩あがるのは、還暦越えの身体にはなかなかハードなものがありました。

何とか部屋に上がり、古さはあるけど清潔な室内を見回すと、こんな注意喚起の張り紙が、一枚、二枚、三枚、、、、

そして、室内の備品、消耗品には、


ホテル名が手書きされています。
過去に何があったのか?
どんな宿泊客との思い出があるのか?
そんな風に勘ぐってしまう程、防衛心を感じるお部屋。
一泊だけ、寝るだけでしたので、ホテルとしては何ら不満はなかったのですが、もうお世話になることはないでしょう。
翌朝、荷物抱えて降りる階段。
なかなかな試練でした。
事前にきちんと調べなかった、私の自業自得なのですが、ただひと言だけ帰り際にお願いをしてきました。
エレベーターがないという事、事前に予約サイトには書いておいてください。
オーナーらしき男性からは、笑顔のお返事をいただきました。
こんな経験もありましたが、どこへ行っても清潔で安全なホテルのある日本。
海外からの旅行客で、宿泊費も上昇気味ではありますが、そんな日本のホテルで働く皆さん。
いつもありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いします。
さて、今週は福岡、博多です。
恒例の “ 福岡ミネラルショー ” に出展します。
今回はいつものお宿ですので、何も心配なく快適な博多の夜を過ごせるはず。
そして、12月に入れば、今年最後のイベント “ 東京ミネラルショー ” です。
2025年も大詰め。
体調管理に気を付けつつ、たくさんの方々と、様々な出会いを楽しみたいと思います。

日本も広い!
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