年別アーカイブ: 2019年

運の無いヤツら 。。。

オーストラリアから友人が遊びに来ています。

もちろん、オパール関係者。

アプリで少し若くなってますが、もう20年来の友人。

右の Paulは、どこまでもなるようになる精神の、典型的なオーストラリア人。

しかも、オパールの業界団体「Opal Association」の現会長!

 

今回の彼らの目的というと、それは、、、

 

富士登山!!

先回、オーストラリアへ戻った際、彼らにも会ってるうちに急に、

 

「富士山に登りたい!」

 

と言い出した Paul。

 

オパール探して穴にもぐるのは得意なふたり。

でも、富士山クラスの山のないオーストラリアでは、登山経験はほぼないと言っても良いくらい。

 

富士山閉山まで時間もなく、急遽航空券を手配し、ホテルを予約し、無事成田に到着したのが先週。

予定通り、9月8~9日で登るべく、少しずつ準備を進めたとこで、

 

ご存知、台風のお出まし。。。

 

イケイケどんどんの Paulはとりあえず行ってみようと言い張る一方、慎重派の Chris曰く、

 

「オレ行かないよ!」

 

相棒に見放され、何とか登山をあきらめた Paul。

運に見放された彼らを慰めるべく、連れて行ったのは赤羽。

回転ずしを堪能し、

大好きなビール、そしておつまみの各種を楽しんだ彼ら

夕方4時過ぎには上機嫌!!

 

オーストラリアでは体験できない日本酒ケースの椅子に、蒸し暑い中、通行する人たちを眺めながら、誰に遠慮することなく大声でしゃべる、喋る。

 

明後日には日本を離れる彼ら。

来年は、もう少し早めに計画しましょうね。

 

新しいオパールも届けてくれましたよ。

 

APAホテルが「エイ・ピー・エイ」ホテルだと思って新宿をさまよったのも、今回の思い出話のネタになったね。

 

See You Soon, Mate !

 

 

台風の被害が大きくなりませんように。

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オーストラリアでチップは必要?

「オーストラリアに旅行に行くんですけど、ホテルではチップ必要?」

聞かれることの多いご質問です。

 

「チップなんて、オーストラリアじゃ必要ないよ」

とか、

「田舎はともかく、シドニーやメルボルンみたいな都会のホテルでは、やっぱりチップ必要だよ」

とか、

人により意見は様々です。

 

先日、お客さまをライトニングリッジへご案内した時のこと。

初めてのオーストラリア、それもライトニングリッジ。

そんな不慣れな日本人のお客さまにご用意したのは、リッジでも一番きれいなモーテル。

海外旅行慣れしていない彼ら、

鉱山へ向けホテルを出かけるに際し、彼らとしては、枕元にチップを置くのは当たり前のことだったよう。

 

鉱山の雰囲気に触れ、

 

原石の買付も体験、

 

そんな一日を終え、戻ったモーテルの部屋は、、、

 

朝、出発した時のまま、、、、

枕元に置いた10ドル札も。

 

宿泊客の物には手を触れない、たとえキャッシュでも。

オーストラリアには珍しく、徹底されたモーテルだったよう。

 

ベッドを綺麗にして欲しくて置いたお金が、まったくの逆効果に。

 

チップなんか置かなかった、私の部屋はしっかりとベッドメイクされていました。

 

今回の経験もふまえて、

 

オーストラリアではチップは不要!

 

そう結論させていただきます。

 

 

さて、明日より“ 秋葉原ミネラルマルシェ ”です。

新しいオパールも含め、いろいろとご紹介します。

皆さんのご参加を、お待ちしております。

 

秋葉原ミネラルマルシェ(https://www.gemstory.com/mineral-show.html)

 

まだまだ蒸し暑いですね。

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イメージ、思い出の問題 。。。

 

本当は言いたくないのである

オーストラリアの自然、風景、風物、そして人々の悪口など。

でも、言わずにいられないのである。

オーストラリアの事を想うが故、言わなければならないのである。

 

ゴールドコースト空港のジェットスター航空は、とうとう出発に際しての有人カウンターを廃止してしまった。

搭乗者はバーコードスキャナーの付いた自動チェックイン機でチェックインの手続きを済ませ、同時に受託手荷物の個数を登録、印刷されてくる預け入れシールを受け取ることになる。

ここまでは、たいへん良い。

これまでチェックインカウンター前にできていた長蛇の列も見られず、至極効率的である。

問題はここから。

 

チェックインを済ませた搭乗者は、かつてチェックインの有人カウンターが有った場所へ、荷物を預けに向かう事となる。

 

重さをはかる計量台に荷物を乗せ、誤差の許されない辛辣な機械で追加料金の有無を調べられるのである。

 

この時、その計量台の前にはジェットスターのスタッフが“ぬぼっ”と突っ立っているのである。

彼ら、彼女らは決して搭乗者であるあなたの顔を見ること無く、挨拶どころか口を開くことすらも無駄な事のように寡黙であり、もちろん人間らしい笑顔を見せることもない。

唯一動かすのは指、

それも人差し指一本だけ。

 

 

まずは、貴方の荷物に向って一本指。

と思うと、その指を計量台へ。

 

賢明な貴方は、荷物を乗せろと言っていると理解するはずである。

この一連の流れるような彼ら、彼女たちの動作が乱れるのは、荷物の置き方が気に入らない時のみ。

荷物が倒れないよう、スーツケースをフラットな状態に置くと、すかさず彼ら彼女たちの指先は再び動き出すのである。

 

貴方のスーツケースの持ち手部分を指し、くいっと指を上に曲げるのを目にすることとなる。

 

その間、彼ら、彼女らは、貴方の顔も見ず声をかけるでもなく、あるいは仲間内の会話に終始しているのである。

 

 

オイ!

お前は機械か?

口がきけないのか?

コアラやカンガルーに出会い、美しいビーチを眺め、最高の思い出をこの国で作って旅立っていく。

そんな旅行者たちが最後に会うのが、彼ら、彼女達。

素晴らしい思い出が、最後の瞬間に地に落ちる

オーストラリアという素晴らしい国のイメージが、下手すると最後のこの瞬間でマイナスになってしまう。

 

機械化、ローコスト化のしわ寄せは仕方ない。

今後、こうした流れはますます進んでいくはず。

 

カウンター業務を機械に奪われ、単なる案内人・管理人になってしまったと考える彼ら、彼女たちの気持ちも分からないではない。

 

でも、おはようの一言、さようなら、また来てね、の言葉が、この国を離れる人々にどれだけ影響するか?

 

旅行者がいての航空会社であり、スタッフである。

リピーターになってくれるかもしれない旅行者たちを大切にしないでどうする!

 

久しぶりのオーストラリアを満喫した今回。

最後の最後に体験してしまった、ちょっとした出来事。

 

近い将来、計量器の前での彼ら、彼女たちの役割も必要なくなるであろう。

いかに機械化が進み、どれだけAIが普及しようとも、やはり人間は言葉が、ふれあいが必要なのである。

そんなことを、再確認させられた出来事。。。

 

たくさんの観光客が日本にもやってくる。

彼らには日本を好きになって帰ってもらうため、

自分も行動しよう。

そう決意させられた出来事。。。

 

日本に戻って1週間、やはり言わずにいられない出来事でした。

乱文、失礼いたしました。

 

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現ナマが飛び交う宝石の世界 。。。

手に下げたアタッシュケースには現ナマが!

現ナマ、現金、キャッシュ・・・

 

「宝石の世界って現金飛び交う世界なんでしょ」 

 

そんな風に聞かれることが良くあります。

 

確かに、鉱山で採掘しているマイナーたちとのやり取りには、クレジットカードなんて使えません。

必然的に全て現金でのやり取りに。

顔見知りで、もう長く付き合ってるマイナーたちは、融通を聞かせてくれて、「払いは町に戻ってからでいいよ」なんて言ってくれますが、知り合ったばかりの人たちの場合はそうも行きません。

100万円分のオパール原石を手に入れるためには、100万円の現金との引き換えが必要。

至極当たり前のことです。

 

ブラックオパールの採掘が全盛だった1980年代。

オーストラリア国内で最も現金の流出入量が多い銀行が、ブラックオパールの産地ライトニングリッジにある銀行だったという事実が、そんな現ナマ飛び交う世界を現す象徴でもあります。

その頃と状況は激変し現在に至っていますが、それでも現金商売であるのは同じでした。

でも、そんな現ナマ主義も変わらざるを得ない、よく理解できない法律が、今年7月から施行されました。

 

https://www.gizmodo.com.au/2018/05/australia-bans-cash-for-all-purchases-over-10000-starting-july-of-2019/

 

 

1万ドルを超える場合、現金での支払いは禁止!

? ? ? ? ?

 

支払う側も、支払われる側も、どちらにもペナルティが科されるんだそう。

 

政府によると、ドラッグ売買やマネーロンダリング防止のためだとか。

? ? ? ? ?

 

ドラッグ売買なさる方々が、こんな法律守りますか?

効き目がありますか??

 

私にはわかりません。

 

1万ドルなんて、今のレートなら 75万円くらい。

たった 75万円。

 

「キャッシュ一括で払うから、もうちょっと・・・」

なんて会話・交渉も今後は、、、

 

それでは、どうやって支払うのか?

1万ドルを超える取引の場合は、銀行振込のように記録が残る方法で支払いなさいとのお達しです。

 

なんでもとりあえず規制しちゃうオーストラリア

めんどくさい。

 

 

お話は全く変わって、これは給湯器のお話し。

オーストラリア全国ではありませんが、あるエリアでのお話し。

給湯器のタンクでの温度は50度以下!

子供がやけどする事故が多かったゆえの規制だそうです。

 

その町は、冬場はなかなか冷え込む場所で、50度くらいの湯温では、外のパイプを通って蛇口のところに来るまでに冷めてしまい、もう一度沸かさなければならない家もあるとか。。。

 

もはや給湯器の意味がありません。

 

先述の現金での支払い制限もそうですが、やたらと規制したがるお役人さんたち。

以前もご紹介した、オパール採掘をめぐる様々な規制。

 

何か、もう少し良い知恵ないんですか?

 

日本もキャッシュレス化の進む世の中ですが、まさかPayPayでオパールは仕入れられません。

 

でも、どれだけのマイナーたちがこんな法律を気にするか?

横向いて笑っちゃう、、、ぷっ。。。

 

蒸し暑いですなぁ。

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