カービング。。。

ブラックオパール

特に何かの形をしているわけではなくとも、この写真のようなオパールは“Opal Carving (Carving = 彫刻)”と呼んでいます。
熟練した職人の手で磨かれたその姿は、定型のオパールとはまた違った魅力を見せてくれます。


最初から「こんな形にしよう!」なんて考えて磨くわけではありません。
せっかくの貴重な原石。
どこまで、どれだけ遊色を残し、表現させることができるか?
それが最初で最大の目的。
ファセットカットにされるダイヤモンドやサファイアなどの宝石と違い、形に対する自由度はオパールのほうが上です。
先回ご紹介した“ワライカワセミ”もそうですが、自然が創り出したオパール原石と、遊色部分を無駄にしない研磨職人の判断とのコラボレーションの結果なのです。
写真のオパール、赤斑が全面に流れ、その間を明るいグリーンが点在する。
まるで秋の紅葉を迎えた山のよう。
見る角度によって色合も表情も異なる、そんな個性的なブラックオパールです。

このオパールをもっとご覧になりたい方、
こちらからどうぞ。

気持ちの良い空。快晴のゴールドコーストです。


今日もクリック一押しお願いします。



関連する記事

  • 立体感の魅力 。。。
    立体感の魅力 。。。 
    以前もご紹介したことがあるこの発色の良いボルダーオパール。 再度の登場です。 色あいだけでなく、その形もとってもユニークなオパール。 ちょうど山の稜線に沿ってオ...
  • 少しも無駄にはできません!!
    少しも無駄にはできません!! 
    新しいブラックオパールが磨きあがりました。 以前はできるだけオーバル(だ円形)にカットしようとしました。 特に日本向けのオパールの場合、ほぼ100%オーバルで、...
  • これはもしかして!!!
    これはもしかして!!! 
    8.1×5.9ミリと小柄な写真のブラックオパール。 でもよ~くご覧ください。 遊色のパターンが、、、。 もっとも希少とされる表情。 なかなか見ることもできないパ...
  • ブラックオパール珠。。。
    ブラックオパール珠。。。 
    今日はブラックオパールを丸く研磨した、丸珠をご紹介します。 希少なブラックオパールですから、日本でこうした丸珠を見かける機会は少ないのでは? 逆に、ますます希少...
  • ボルダーオパール原石・標本を出品しました。
    ボルダーオパール原石・標本を出品しました。 
    ボルダーオパールの原石・標本を9点出品しました。 https://bit.ly/opal-20200928   ボルダーオパールの原石や標本の出品は...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください