安全神話 。。。

ダスティン・ホフマンとトム・クルーズの競演した映画“レインマン”。
その中で、唯一事故の無い航空会社として「カンタスにしか乗らない!」という台詞もあったくらい、その安全性が自慢だったオーストラリアのフラッグキャリアー QANTAS AIRWAYS。
その神話が崩れようとしているのかもしれません。。。


皆さんの耳にも入っているでしょう。
ここ3日間で、緊急着陸が3回。
はじまりは、最新鋭エアバスA380のエンジン破損。
昔から航空機事故は続くもの、といわれていますが、同じ航空会社、それも世界一安全と言われていたカンタスが、3日の間に3回も!
もちろんお膝元のオーストラリアでは、トップニュースとして取り上げられています。
経費削減のためのメインテナンス業務の外注化、
最近の利益優先、経費削減体質、
ここぞとばかりの、組合からの批判、
~評論家という肩書きを、急によく見かけるようになるのはどこも同じ。
昨今の価格競争を生き抜いていくためには、経費削減、経営効率化も必然のこと。
でも、もちろん安全性をないがしろには出来ない因果な商売。
もし、もしですよ、同じ航路を飛ぶ航空会社があって、A社の価格がB社の倍だったとします。
でも、B社の方がA社より2倍落ちる可能性があると明言している場合、
あなたならどちらで飛びますか?
利用する時は少しでも安いチケットを、
でも、安全性も100%保障して欲しい。
当然ですよね。
日ごろのメインテナンス、安全性にかける経費、
普通、我々の眼には見えない部分だからこそ、判断の難しい部分。
カンタス航空が一度も事故を起こしたことのないというのは、厳密に言うと正しくありません。
ジェット機以前には死亡事故も起こしています。
でも、それ以降、一件も死亡事故を起こしていないという評判は、この会社の誇りでもありセールスポイント。
世界中に知れ渡ったこの良い評判、信頼を失うのはあっという間。
そして失った信頼を回復するためには、長い年月が、、、
JALにしろ、カンタスにしろ、人の命を預かる企業だからこそ、“信頼”を大切に守って欲しいと思います。
それにしても、きっかけとなったA380の事故。
同じA380でもエンジンが違う2タイプがあるって知らなかった。
今回の事故をおこしたのは、ロールスロイス社製のエンジンだそうです。
QANTAS がんばれ!
ついでにJALもがんばれ!!

今日は陽射しのキツイ、ゴールドコーストです。


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