昨日は、耳にした何気ない一言で20年前にタイムスリップしちゃいました。
今日はそのついでに、私がオーストラリアで感心したこと(あんまりないんですが)のひとつをご紹介しましょう。
それは週に一回、夜明けとともにやってくる写真のトラック。
そう、ゴミの回収車です。
日本ではおなじみのカタツムリみたいなトラックの後を、2、3人の作業員さんたちが走って回収する姿を思い浮かべますが、ここオーストラリアではドライバー一人の仕事です。
前の晩のうちに道路際に並べられたゴミ箱。
全て規格が決まっているゴミ箱で、それ以外のものは回収してくれません。
道路上にズラッと並んだゴミ箱に沿って、このトラック、回収車はひとつひとつ集めていくんですが、これが人手をまったく使わない全自動!
トラックから伸びるアームが、並んだゴミ箱のひとつをグアシュとつかむと、そのまま持ち上げてひっくり返す、つまりゴミを集めていきます。
道路の広さや交通事情で、日本ではおそらくできないことなのでしょうが、最初に目撃したときは感心しましたね。
そして、このトラックのもうひとつ素晴らしいところ、それは、
よーく見てください。
ハンドルが左右の座席両方についてるんです。
普通に道路を走るときは右側のハンドルで、
そしてゴミを回収するときは、バックミラーで位置を確かめるために左のハンドルで運転するんです。
賢いと思いませんか?
オーストラリアのシステムにあんまり感心することのない私ですが、この車にはヤラレました。
一台欲しい!!
ちなみにエコにうるさいオーストラリアですが、ゴミの分別は日本のように細かくはありません。
普通のゴミと、ビンやカンそしてダンボールなどのリサイクル可能なゴミのふたつだけ。
それさえもあんまり気にしてる人はいないみたい。
そこはオーストラリア。なんでも適当、です。
雨になりそうな今日のゴールドコーストです。