言葉の壁。。。

Citizenship

移民国家であるオーストラリア。いろいろな言葉が飛び交っています。


先日、新しい移民政策が政府から発表されました。
将来的に、オーストラリア国籍を授与する条件に英語力を加えるそうです。
つまり英語のテストを受けて、ある程度の成績を修めなければオーストラリア国民にはしてやらない、ということ。
オーストラリアはもちろん英語を公用語としている国です。
生活上、ある程度の英語力はやはり必要でしょう。
ですが、いきなりテストを義務付けるというのは???疑問です。
これまではオーストラリアの市民権(つまり国籍)を取得したり、永住権を取得した人たちに対し、国が無料で英語学校に通わせてくれる、そんな学ぶ機会がありました。
そうです、受け入れる段階で“英語”というふるいで選別するか、受け入れた後に学ばせるかの違いです。
(ほぼ)単一民族で、ほとんどの国民が同じ言葉を話す(もちろん方言はありますが)日本のような国とはまったく違い、オーストラリアは肌の色も、言葉も、そして習慣も違う人たちの集まった国家です。
普通に生活をしていてもやはり言葉の壁、習慣の違いという場面に出くわすことはあります。
そうした違いを国民が理解し、それを原動力にしなければオーストラリアのような移民国家に未来はないような気がします。
すでにオーストラリア国民となっている人が、年老いた親を呼び寄せる。
そんな移民のパターンがかなりあると思います。
そうした高齢の移民たちに英語のテストは少々ハードルが高いかもしれません。
ひょっとしたら、そうした生産性のあまり見込めない移民を制限するためなのか?
あるいは白豪主義への回帰なのか??
アジア系、そして日本人としてちょっと考えさせられるところです。
ちなみに私はオーストラリア国籍は持っていません。
日本の国籍を捨てるつもりはありませんので。

久しぶりの晴天のゴールドコーストです。

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