先日、ネットでこんな記事を見かけました。
海外に住む日本人が、観光でやって来る日本人に対し詐欺を働く事件が増えている。
海外在住の日本人に気をつけろ!
そんな記事でした。。。
何か悲しいですね。
その記事の内容が本当であれば、たいへん嘆かわしいこと。
でも、そんなこと書かれると、海外在住者としては ・・・。
言葉の通じない外国へ行き、そこで現地に住んでいる日本人に対して過度に安心感を持ってしまうのはどうしようもないことですよね。
“日本人同士だから大丈夫だろう。”
“同じ日本人をだましたりはしないだろう。”
そんな同国人に対する信頼感が必ずしも正しくない、これも当たりまえ。
日本人にも悪いヤツはいます。
でも、こんな記事を読んだ方たちがオーストラリアへやって来て、私たちをそんな眼で見るようなことになったら?
悲しいですね。
日頃の経験として、怪しい眼で見られていることを感じることは間々あります。
道端でガイドブックを広げ、キョロキョロされているご夫婦。
何か困ってる風のおじいちゃん。
そんな日本人の姿を見かけると、やっぱり日本人として放っておくことはできません。
“大丈夫ですか?”
“どちらかお探しですか?”
そんな風に声をかけてみると、返ってくる反応は様々。
“実は~に行きたいんですけど”
そう素直に助けを求めてくださる方々。
“いいえ、大丈夫です。”
そんな風に、さも危険を感じているように足早に逃げていかれる方々。
“・・・・・・”
無言で立ち去る方々。
確かに、第一印象が悪いことで評判(笑)の、私の風貌はちょっと危ないかもしれません。
ひげ生やした怪しい現地人に見えるのかもしれません。
でも ・・・・、
さみしい。。。
海外旅行に行かれて、開放的になりすぎるのも問題ですが、自分たち以外全ての人が敵(?!)、そんな風に頑なになったら、旅も楽しくないのでは?
ちょっと怖がられようと、早足で立ち去られようと、
やはり日本の方が困ってる姿を見たら、声をかけずにいられない、
そして、拒絶反応を見せられるたびに、“このひげがいけないのかな?剃っちゃおうかな。”
そんな私です。
昨晩の雨に、植物は大喜び。