初 級 編 (パート6)

5. ま と め

前章まででほんの基本的なことですが、オパールの魅力について理解していただけたと思います。いろいろお話をしてきましたが、オパールはうんちくを語るものではありません。その美しさを見て、身に着けていただいてその色、表情の変化を楽しんでいただくものです。いくら赤い色が価値が高いと言っても、皆さん全ての方が赤色がお好みとは限りませんよね。それで良いんです。青がお好きであれば青色のオパールを、紫がお好きであれば紫の石を、どうぞご自分のお好みに合ったオパールを見つけてください。それが個性というものですよね。また自分では身につける機会の少ないとおっしゃる男性の方、大切な人に、その方のお好きな色目のオパールをプレゼントされてはいかがですか? ブラックオパールのような鮮烈な色合いの宝石を、それも自分の好きな色合いをいただいた女性の方で喜ばない方はいらっしゃらないと思いますよ。

男性で、「宝石なんて自然に出来たものだから(そこら辺に落ちてる石と同じだから)価値なんてないんじゃない」なんて寂しいことをおっしゃる方がいらっしゃいますが、オパールに限らず、宝石はこの地球の中で数百万年、数千万年かけてゆっくり創られた限りある人類の宝なのです。その不思議なパワーを持った宝石、オパールを一度じっくり観察してみてください。
私も男性の一員でありながら、オパールに出会ってから20年以上、今でもひとつひとつの石を見ているときが一番幸せな時間です。

皆さんがご自分の色合いを持ったオパールと出会えますことを願っております。また、そのお手伝いが出来ればと思いながら、初級編を終わりにしたいと思います。

つづいてもっと詳しく知りたい方は『上 級 編 』へ、選び方のポイントをお知りになりたい方は『賢い選び方』へどうぞ。

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