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移り変わる風景と、オパール鉱山 。。。

京都から秋田、そして初めての新宿ショーと、怒涛の毎日を過ごしています。

土地ごとの風景を楽しみ、そして少しずつうつろう季節の変化も実感しつつ、まだまだオパール行脚は続きます。

 

さて季節が真逆のオーストラリアでは、これから夏を迎えます。

ほとんどのオパール鉱山では気温が高すぎて採掘のできないオフシーズンのはじまりです。

“ オパール鉱山 ”でも、採掘エリアにより、その風景は違います。

今日はいくつかの鉱山の様子を、googleマップでご紹介します。

 

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オーストラリア大陸の宝物 。。。

先日の “ オーストラリア翡翠・クリソプレーズ ” 以外にも、様々な宝石・鉱物が採掘されています。

上の写真はエメラルド(Emerald)の原石。

商業的な大規模採掘ではありませんが、今でも細々と採掘はされています。

産地はニューサウスウエールズ州 Torrington で、このエリア周辺はサファイアやジルコンの産地としても知られています。

 

緑のカラーバンドが特徴的で、採掘量の少なさから世界中のコレクターの垂涎の的です。

 

そしてもちろん水晶系もいろいろと採掘されます。

 

こちらはヴィクトリア州 Mooralla 産のスモーキークォーツ(Smokey Quartz・煙水晶)。

透明度が高く、美しい表情を見せてくれる結晶です。

 

墨を流したような独特な表情。

オーストラリア大陸の歴史の流れを感じます。

 

これらも、秋葉原ミネラルマルシェでお披露目します。

 

日本の22倍という広大な面積のオーストラリア。

まだまだ、どこかには、歴史の流れの中ではぐくまれた宝石たちが、待っていてくれているはず。

いつの日か、ゆっくりとオーストラリア中を探索しつつ巡るのが、私の夢のひとつです。

 

8月も終わるというのに、この暑さ!

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オーストラリア翡翠 。。。

猛暑の8月も終わりに近づき、風の肌触りが少し涼しくなったように感じるこの頃、いかがお過ごしですか?

いつの頃からか夏という季節へのワクワク感もなくなり、暑さを嘆くばかりになってしまった自分に、ふと気づくのもこの季節です。

さて今日は、先日オーストラリアから持ってきた オーストラリア産クリソプレーズをご紹介します。

 

グリーンの色合いが美しいこの鉱物は、カルセドニー(玉髄、ぎょくずい)の仲間で、鉱物自体は珍しいものではありません。

ですがオーストラリアの Marlborough近郊で採掘されるものは、その質と色の美しさから、他で採掘されるものとは別格扱いされています。

 

“ アップルグリーン(Apple Green)” と呼ばれる、透明感のあるグリーンのとろんとした表情は別名 “ オーストラリア翡翠(Australian Jade)”、あるいは “ クイーンズランド翡翠(Queenslland Jade)” と呼ばれ、クリソプレーズの中でもその価値は断トツです。 

 

Marlborough はゴールドコーストから約700キロほどハイウエイを北上した ” Rockhampton ” の北西100キロほどにある人口200人足らずの小さなリモートタウン。

こんな小さな町も、クリソプレーズのおかげで世界中のコレクターには有名な場所です。

 

歴史的に見ても、かの “ クレオパトラ ” や “ アレキサンダー大王 ” にも愛されたといわれているクリソプレーズですが、オーストラリアのこのエリアで商業的に採掘がはじまったのは1960年前後。

一時期は翡翠(Jade)の偽物として流通されたため、マイナスなイメージで軽視されていた時期もありました。

でも、上質な翡翠にも負けない色と光沢を見せてくれる Marlborough産クリソプレーズは、独自の価値観を持つ宝石として、世界的にも広く認められています。

 

重さ2.5キロの原石からカボションカットされたルースまで。

次回、秋葉原ミネラルマルシェでお披露目します。

 

今日は盆踊りの太鼓の音が聞こえています。

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