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エチオピア産オパール (浸けてみました)

食紅

さて、水分を吸い込む性質を持ったエチオピアオパール。もし、色の付いた水だったらどうなるのか? 今回は、上の写真、食紅を使って実験を進めて行きます。

近所のスーパーで購入した“Food Color”日本で言う食紅。この食紅に浸けたらオパールは染まってしまうのか? そして、染まってしまったら、その色は抜けるのか? 元の色に戻るのか?確かめてみましょう。

今回の実験に使うのは、

エチオピアンオパール

エチオピア産オパール(8.27ct)

オーストラリアオパール

対照としてオーストラリア産ホワイトオパール(7.0ct)

染色実験

ふたつのオパールを小皿に入れて、

染色実験

食紅をオパールが隠れるくらいまで注いでやります。

染色実験

その状態で10分間浸けておきます。


<-- 10分経過 -->

それでは、結果を見てみましょう。


まずはオーストラリア産オパール

オーストラリア産オパール

見た目に変化はありません(再計量値 7.0ct)。


そしてエチオピア産

エチオピア産オパール

部分的に赤く染まっているのが分かります(再計量値 8.32ct)。


もう少し全体的に濃く染まってしまうと思っていたのですが、エチオピアオパールはところどころ、特に内包物の周辺を中心に、間違いなく色素が沈着しています。また、その重さも、若干増えていました。

一方のオーストラリア産は、まったく変化は見られませんでした。やはりハイドロフェンという性質を持っているかどうかの差なのでしょう。

ここまでは、ある程度予想できたことです。さて、このエチオピアオパール、元に戻るのでしょうか?

実験は続きます。