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2010年03月31日

潮騒が聞こえる 。。。

はるかはるか昔のまたその昔。

一行の文字では表現できないくらい、はるかなる時代。

オーストラリア大陸の内陸部には、広大な内海が存在していました。

その海岸線こそが、現在のオパールの産地。

今日はそんなお話です。



海草や、その他諸々の生物が生き、そして死んでいった海には、後のオパールの成分となる珪酸塩がたくさん存在していました。

そうした珪酸塩が潮に導かれて海岸線へと集まっていきます。

時代の流れとともに海は干上がり、海岸線は後退。

海岸線に堆積した珪酸は、その後、長い年月をかけてゆっくりとアノ美しいオパールへと変身して行ったのです。

ホワイトオパールの最大の産地、クーバーピディ、ブラックオパールの産地ライトニングリッジ、そして、その他のオパール産地を線で結んでいくと、当時の海岸線を想像することができます。


そして太古の内海の存在を裏付けるのが、時折採掘される貝や魚、そしてイカなど海産生物の化石です。

ほんのちょっとした偶然が、こうした化石たちをオパールへと蘇らせることがあります。

きっと皆さんもご覧になったことがある、貝殻の形をしたホワイトオパールなどは特に有名です。

貝の化石とは言っても、ほとんどのものは貝がそのままオパールになるのではなく、命を終えた貝が地中に埋まり、長い年月のうちに貝殻自体は消滅、そしてその消滅した空間にオパールの成分が流れ込んで出来た、まさに自然を鋳型にした芸術品。


上の写真は、ライトニングリッジ産の貝の化石から磨きだされたブラックオパールです。

ホワイトオパールでも、ブラックオパールでも、この種類のオパールは文字通り“Shell Opal(シェルオパール、貝殻オパール)”と呼ばれ、とても珍重されます。

例えば2枚貝、ハマグリやアサリを想像してみてください。

2枚の貝殻がしっかりと閉じた状態でオパール化することにより、厚みがあり、そして内包物の少ない透明で美しい原石を採掘することが出来るのが特徴です。


写真のブラックオパールも、どこまでも純潔なオパール、そしてその中に浮び上がる強烈な色が素晴らしい逸品です。


手のひらにのせて、ゆっくりと揺らしてやると、まるで色彩豊な南の海をのぞき見ているような。。。

もう一方の手には氷をたっぷり浮かべたスコッチのグラスをゆらゆら。。。

いつまでも飽きない、至福のひと時です。



このオパールをもっと見たい方はコチラ




今日も良い天気のゴールドコーストです。




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コメント

とても興味深い太古の時代を想像しております。
earring の石ありがとうございました。先日出来上がってきました。小さいけど良い石ですよと褒めていただきました。私と同じ70歳のマイスターでよい仕事をされる方に恵まれました。

cannanさま

コメントありがとうございます。
そうですか、きっと素晴らしいイヤリングに作っていただいたのでしょうね。長く楽しんでください。

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