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2009年11月12日

落胆 。。。


オパールをめぐる人々の葛藤、苦悩、喜び、そして・・・

先日お店にやって来た、オーストラリア人のご婦人のお話です。



目的に向かってまっすぐ!

そんな勢いを背負って店に入ってこられたコノご婦人。

開口一番、

「オパール売りたいんだけど・・・」


これまでもご紹介したように、たまにこんな売り込みの方がいらっしゃいます。

まずこうした方から買うことはありませんが、何かお手伝いができないか、お話だけはをお聞きします。


「私のお祖父さんが残してくれたものなの。」

「お祖父さんが若い頃、ライトニングリッジで採掘して磨いたものらしいけど、、、」

「もらった当時、お祖父さんは2千ドルくらいはするって言ってた。」

「困ったときに売って、お金にするよう、お祖父さんはそう言ってくれた。」


とりあえず、オパールを見せてもらうことに。

バックの中から大切そうに包まれたオパールが。

見ると、真っ白。

そうです、まさに“真っ白”としか表現できない表情。


「これは遊色もまったくないし、この色合いはライトニングリッジ産ではないと思いますよ。」

「申し訳ないけど、2千ドルはちょっと・・・」

正直にお伝えすると、

「いくらくらいなら買ってくれる?」

「値段の問題ではないんだけど、あえて値段をつけるのなら20ドルくらい。」

「・・・・・・、20ドルで買ってくれる?」

「ごめんなさい、買うことはできません。」

とお返事を。

「せっかくお祖父さんが残してくれたんだから、売るなんてこと考えずに持っていらっしゃればよいのに。」

対して彼女は、

「もうすぐ海外へ引っ越すから、持ち物の整理をしてるもので・・・・・。」


国を出るにあたって、このオパールを売ることで何がしかの資金にしよう、

そんなお気持ちだったよう。


「だれか買ってくれる人、知りませんか?」

「ごめんなさい。でも売るのは難しいと思いますよ。」


お礼を述べられて店を出て行かれる後姿の落胆振り。

入ってきたときとは別人のよう。


きっとお祖父さんの言葉を信じて、きっと売れるものと思ってやってこられたのでしょう。

お祖父さんの名誉を傷つけてしまったようで、なんともやりきれない思いが。

でも、ことオパールに関しては嘘をつくことができない私。

正直にお伝えすることしかできませんでした。


その後、彼女はオパールを売ることができたのか?

それとも、あきらめて持って海外へ引っ越していったのかはわかりません。

できれば、お祖父さんの思い出と一緒にずっと持っていてもらいたい、

そんな気がします。


気持ち良い青空と風のゴールドコーストです。




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