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2008年11月03日

ギャンブル 。。。

ボルダーオパール
昨日に引き続き、今日もオパールのカットにまつわるお話です。


今日のボルダーオパール、最初の姿は上の写真のようなものでした。

そこそこサイズもあり、グリーンのフラッシュがとても印象的なオパールなんですが、どうしても、どうしても気になる部分が。

ちょうど真ん中あたりに露出している母岩の鉄鉱石。

そしてそれを取り囲むようなイヤ~な雰囲気。

ボルダーオパールの場合、母岩が露出してるものはそれほど珍しくもなく、かえってそれが表情にポイントとなっていることが多々あります。

でもこのオパールのように、母岩部分とそのまわりのオパールの形成状況、関係を見ていくと、中にはその部分だけ弱くなっているものも存在します。

すぐに割れたり、色が無くなってしまうなんてことはありませんが、総合的に判断をし、時おり石をカットし直すことも。

写真のオパールは、上半分にグリーンのフラッシュがよりキレイに表現されるんですが、そのために少々発色の弱い下半分が、石全体の印象をずっと暗いものにしてしまっていました。

この辺りが判断の決めて。


宝石をカットするということは、外科手術を受けるようなもの。

予期しない副作用、マイナスが出るかもしれませんし、最悪の場合は、カットの失敗でこのオパール全てが無に帰してしまうことも。

まさしくギャンブルです。


慎重に、慎重に事を進め、生まれかわった姿がこの写真。

ボルダーオパール

大きさは約1/3ほどになってしまいましたが、全体をグリーンの斑が走り回る、とても素晴らしいオパールに生まれかわりました。

暗い部分がなくなったため、全体の印象も、斑の発色もより強調されて見えるようです。




今日ご紹介したのは“ギャンブル”に成功した部類ですが、やはり失敗することも。

中途半端なものをお届けする訳にはいかない、そんな私のこだわり、わかってください。


このオパールをもっとご覧になりたい方、
こちらからどうぞ。





雨のパラつくゴールドコーストです。




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