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2008年05月29日

色 色 色 。。。


こんな画像があったんで、今日はブラックオパールの色についてお話してみようと思います。


“色石”と呼ばれる宝石で一番重要視されるのはもちろんその色あい。

エンハンスメントを施され、色を変えたり色あいや色調を整えられることがポピュラーな宝石も多々ありますが、天然ブラックオパールの場合はこうした処理とは普通は無縁。

自然が生み出したまま、採掘されたままの色で市場に出て行きます。

当然、その生まれたままの色あいにより価値が違ってくるのは、皆さんご承知のとおり。

それでは、どれくらい価値に差があるのか?

こんなご質問をいただいても、きちんとしたお返事ができないのは、色の種類だけで価値が決まるわけではないため。

色あいの種類は重要なファクターですが、色調や透明感、キズの有無等など、いろいろな要素が価値判断には絡んできます。

もちろん市場の需要も大切。


それでも採掘される量の多寡により、その色の希少価値が違うのも宝石好きな皆さんならご存知のはず。

ブラックオパールの場合は、それが“赤斑”を特別にしている理由です。

それでは、どれくらい採掘量に差があるのか?

これも具体的にお答えするには難しすぎる疑問です。

そこで上の画像をもう一度見てください。

圧倒的にブルー系のオパールが多く、グリーンがそこそこ、そしてオレンジ~赤はというと、ほんの数点。

私が経験的に感じる差は、この画像くらいのものではないでしょうか。


一般的にブラックオパールの色あいによる採掘量の差は、出やすいものから“紫、紺、青、緑、黄、オレンジ、赤”とされています。

オパールの主要成分“二酸化珪素(と水やその他の成分)”粒子の配列と大きさによって、発色する色あいに違いが出ます。

粒子の大きさがバラバラでは遊色は見られず、色の無い(宝石にならない)オパール、“コモンオパール”と呼ばれます。

それでは出る色の違いはどこから来るのでしょうか?

あくまでも簡単に、極端にご説明すると、「大きさの揃った粒子が、ある大きさより小さいと紫~青、ある大きさを超えると“赤”を発色する」のです。

粒子が大きく成長するためには、安定的な環境の中で長い時間が必要となります。

また、成長していく過程で、粒子の大きさに差ができてしまったり、並び方が崩れてしまったりと、いろいろな障害の発生も考えられます。

そんな障害にあわず、ゆっくりじっくり育まれた粒子を持つオパールだけが、“赤”を見せてくれるのです。

「じゃあ、赤のブラックオパールの方が古い時代のものなの?」

このお話をすると、こんなご質問をいただきますが、決してそういうわけではありません。

ブラックオパール全てが、「よ~いドン」で、いっせいに成長し始めた訳ではありませんので、赤のものより古い青のブラックオパールももちろん存在することになるわけです。

何にしろ、大切に育てられたブラックオパールだけが、美しい赤色を見せてくれるのです。

赤斑を持つブラックオパールは、まさにブラックオパールの中の箱入り娘、なのです。


昨日の雨を引きずっている今日のゴールドコーストです。




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