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2006年05月21日

車社会の裏側。

Sophie Delezio
たった5歳のこの子が、、、。

オーストラリアはご存知のとおり車社会です。

日本のように国中に鉄道網が完備されているわけではなく、車に乗ることを前提に社会基盤が整備されています。

当然、車が走れば事故もあります。

人口の少ない分、日本より交通事故件数や犠牲者の数は格段に少ないのですが、それが逆に人を中心とした道路の整備、あるいは安全性の確立を遅らせているような気がします。


写真の女の子。

名前をソフィーちゃんといいます。

シドニーに暮らす5歳のこの子が、今月5日に交通事故にあってしまいました。


実は彼女、3年前に保育園に飛び込んできた車の事故で、両足、そして何本かの指を失い、身体の85%以上にやけどを負ってしまうという悲しい体験をすでにしていたのです。

当時、これだけの大怪我をしながら笑うことを忘れなかった彼女に、オーストラリア中の人が驚き、そして声援を送りました。


そんな彼女がまた、車による事故にあってしまったのです。

家族の友人が押すベビーカーに乗って、横断歩道をわたっていたところを、80歳の男性が運転するセダンが飛び込んできました。


集中治療室に運ばれた彼女は、一時、脳の損傷の恐れも危惧されましたが、担当医も驚くほどの強さで一命をとりとめ、今日までには一般病棟に移り治療をうけています。


たった、5年の人生のうちで2度も事故にあうなんて、こんなことがありえるでしょうか。


この痛ましい事故をきっかけに、安全対策への要望が強まっています。


事故の起こった横断歩道は信号のない、片側2車線の道路でした。

そこでは過去何件もの事故が起き、信号機の設置を10年以上地域の人たちが訴えてきた場所でした。

信号機の設置に関する規則強化、促進が求められ始めました。

オーストラリアは日本ほど信号機がありません。

そして日本より制限速度は速く、まさに車優先。

この状況が変わっていこうとしています。


そしてもうひとつ。

今回の事故も80歳という高齢者の起こしてしまった事故でした。

オーストラリアでも高齢者の事故が増えており、何らかの規則が必要だということはこれまでも言われてきたのですが、この事故でこの高齢者の運転技術に対する何らかの規制強化が進んでいくと思われます。

やはり、年齢をかさねると、それだけ注意力や反射能力が劣ってくるのは誰もが避けられないことです。そこで、ある期間、例えば3年に1回何らかの検査を義務付け、結果によっては免許を取り消す、そんな方法も必要なのかもしれません。


どんな規制を、どれだけしようと事故を無くすことはできないかもしれません。
でも、少しでも減らすために、運転する身である私自身も気をつけなければ。

そして政府も、きれいな道路より安全な道路を作ってもらいたいと思います。


彼女がもうこんな目にあわないよう、そして、明るく生きていけるよう祈っています。


今日は少し長くなってしまいましたが、書かずにはいられませんでした。




今日も快晴のゴールドコーストです。




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