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2006年04月15日

そろえるということ。

ペアストーン
今日は少しばかり苦労話をさせてください。

ブラック・ボルダーオパールを扱うに際して、いちばんたいへんなのがペアをそろえることです。



『オパール探索サービス』と銘打ち、皆さんからいただいたご要望をもとにお望みどおりのオパールを探すサービスを行っています。

これまで2年間ほどで95人の方々のご要望をかなえることができたのですが、中にはどうしてもご要望どおりのものがそろわず、泣く泣くあきらめさせてしまった方もいらっしゃいました。

そうした方のご要望のほとんどが、ピアスやイアリング用のペアストーン・・・・。


ご存知のとおり、一点一点が違う表情を持っている個性的な宝石、これがブラックオパールやボルダーオパールの一番の特徴です。

100個のこうしたオパールがあれば100通りの表情がある、そこが最大の魅力なのですが、裏を返せば同じものがない、ペアになるものがない、ということになります。

ホワイトオパールやダイヤモンドのような他の宝石であれば、ペアを作ることはそれほど難しいことではありません。実際、皆さんのご近所の宝石屋さんにもダイヤモンドのイヤリングは必ずあるかと思います。


ボルダーオパールの場合は、ひとつの原石を上手に宝石面に平行にカット、研磨することで同じ表情を持ったペアをそろえることはできます(これができるような状態の原石を探すのはとてもたいへんですが)。

ブラックオパールの場合は、まずボルダーオパールのような手法はとれず、根気よく色合いの似通ったものを探すしか方法はありません。

ブラックオパールの個性的な色合いがとても好きな私でも、やはり300、400、そして500個を超える数を見て行きますと、さすがにもう満腹状態。目がちかちかしてきます。

運の良い時は約100個のブラックオパールの中で一組のペアが組める時もあれば、いくら見ても一組も組めない時もあります。

もちろん、寸分違わずに同じ色合いをそろえるのは不可能です。ある程度のところで妥協をしなければなりません。

全体的な印象、斑の出方の感じ、色合い、これらが似ているもの、そして大きさ、サイズが同じくらいのものをペアとして組んでいきます。


不思議なもので、そんな苦労をしてペアを組んだものほど、お客さまから『このペアのうち、一方の石だけ欲しい』なんてご希望をいただくものです。



オパールだけでなく宝石はよく『出会いである』なんてことを言います。

ご自分のお好みに100%マッチする宝石との出会い、目を奪われずにはいられないオパールとの出会い。そんな出会いのチャンスを逃さないように。

逃してしまったら次、いつ出会えるかわかりませんものね。




そんな目を“しばしば”させながら組んだブラックオパールのペア。

こちらでご紹介中です。




今日も秋晴れのゴールドコーストです。

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