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2006年04月10日

頭痛のたね。

世界的に高騰しているガソリン価格。オパール採掘にも大きな影響をもたらしています。

原油価格の高騰で、オーストラリアでもガソリンの値段が大幅に上昇しています。

一般の無鉛ガソリンが、1リットルあたり1ドル20セント(約108円)を超えるまでに急上昇しています。

値段だけを日本と比較すると、『なんだ安いじゃない』なんていう皆さんの声が聞こえてきそうですが、つい3年前くらいは、1リットルあたり65セント(約60円)程度だったのです。

そう、アッと言う間に倍です。

ガソリンの小売価格は、それぞれの国による政策や税金がからんできますので単純には比較できないと思います。ですが、皆さん想像できるでしょうか?日本で今のガソリン代が倍になったときのことを。


このガソリン代の高騰は、私たちの生活にも大きな影響をもたらしていますが、オパールの採掘現場ではより深刻です。

オパールの採掘はガソリン無しでは考えられません。

実際に穴を掘るだけではなく、採掘した土砂を運ぶ、洗浄する、選別する、こうした工程には動力源が無ければお話になりません。

燃料にかかる経費が増大していくことで、オパールの価格が上昇してしまうのは仕方の無いことですが、本当の問題はそれだけではありません。


もともとオパール採掘は、なんら財産を持たない貧困な移民たちの手に依存しているところがありました。

元手がかからず、身体とやる気のみで『一攫千金』を夢見て採掘にかかわった彼ら。

実際、多くの大金持ちが生まれたのも確かですし、不幸な事故で命を落とした人たちが多くいたのも事実です。

現在ではオーストラリア政府の規制や、安全対策のための費用、そして各種採掘機器にかかる費用と、かなりの元手が無ければ採掘を始めることすらできません。

かりに採掘を始めることができたとしても、オパールが採れる、実際に『儲かる』確立はとても低いのが現状です。

採掘するための経費は増大するばかりなのに、採掘されるオパールの量は減少するばかり。要するに『割りに合わない』状態になっているのです。

割りに合わなければ、だれもオパール採掘なんてキツイ仕事をしようとは思いません。採掘を辞めてしまう人が多くでるのです。

以前にもお話したとおり、ブラックオパールの産地ライトニングリッジでも採掘にかかわる人の数は減少する一方です。



今回のガソリンの高騰が、こうした採掘離れを加速しないよう祈るのみです。



今日も青空、すがすがしいゴールドコーストです。


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