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サファイア  (Sapphire)

 
 

第1回めはサファイアです。
上の写真をご覧になって、『ちょっとこれサファイアじゃないよ』なんておっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。多くの皆さんがイメージしてらっしゃる“サファイア”はやはりブルー、青ですよね。しかしサファイアという宝石はブルーだけではないのです。

もともとサファイアはコランダムという、アルミニウムと酸素で構成される鉱物の一種です。このコランダムという鉱物は本来無色なのですが、いろいろな原子が混入して時に色が発現することがあります。クロム原子の混入の影響で赤くなったものを“ルビー”、鉄とチタンが混入して青くなったものを“サファイア”と呼んでいますが、一般的に“赤”以外のコランダム全般を“サファイア”と呼んでいます。

オーストラリアでは、ブルーのサファイアはもちろん様々な色合いのサファイアが産出されます。

左の写真は採掘されたサファイア原石です。様々な濃さのブルーからイエロー、あるいはそれらが混ざったものまで色合いの多様さがご覧いただけると思います。

 

右の写真は研磨した後のサファイアです。ブルー、イエロー、そしてグリーンとそれぞれのサファイアが独特の色合いを持っているのがわかっていただけると思います。

   

オーストラリア産のサファイアはこれまで品質の低い、黒っぽいものという先入観が宝飾業界全体にありました。これは、オーストラリアで産出された原石が海外(主にタイ)へ持ち出され、そこで処理、研磨をされた後、 美しいものをタイ、ビルマ、そしてスリランカ産として市場へ出し、低いグレードのもののみをオーストラリア産として流通させている現実がありました。つまり 、あまりにも品質の低いものしかオーストラリア産として流通していなかったのです。

   

さて、それではオーストラリアで採掘されるサファイアについてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

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